2016年9月20日火曜日

拉致問題に思うこと


数日前の拉致問題の記事―【蓮池透さん、対北朝鮮の戦略見直しの必要性を語る】
これに関連してキューバの戦略的外交について考察してみたい。

拉致問題を考えるとき、私はキューバの「5人の英雄」を思い出す。

1998年から2014年12月までアメリカに囚われていた5人のキューバ人がいた。彼らは、5人の英雄―「Cinco Héroes」、または「Miami five」と呼ばれていた。
一昨年12月、アメリカーキューバ間の国交回復に向けた協議の開始に先立ち、終身刑を含め刑期が残っていた3人が電撃的に釈放されキューバに戻ってきたニュースが映像とともに全世界をかけ巡った。既に刑期を終えてキューバに戻っていた2人を含め、5人全員がラウル・カストロ議長の前に顔を揃えた。キューバのメディアは一斉に「フィデルの約束をラウルが果たした」と報じた。


2016年9月13日火曜日

おバカ大賞マルコ・ルビオ



アメリカの上院議員マルコ・ルビオが「キューバへの渡航は見合わせてほしい」とか言っている。
理由は、キューバの空港はセキュリティーに問題があり安全が確保されないから、とのこと。
記事のコメント欄には「このバカ、何言ってんだ」と身もフタもない反応が並ぶ。
口を開けばキューバ攻撃しかない彼のペラッペラな思考回路は世界的に有名らしい。もっともらしい理屈をつけても、彼の言動はすべて「キューバを困らせたい」というそれだけだ。

2016年9月8日木曜日

2016年9月5日月曜日

平和の園に咲き誇るキューバ



8月24日、ハバナにおいて、コロンビア政府と反政府ゲリラ(FARC)間の内戦終結について最終合意がなされました。

以下、キューバインフォメーションの記事「キューバはコロンビア人民への約束を果たした」より(抜粋)

とうに知られている、平和と連帯、正義のために尽力するキューバの立場をさらに確かなものにした。人類が血で血を洗う戦争と危険な国際的紛争によって脅かされて暮らしている今日、戦闘の終結と平和的共存の実現は対話によってのみ可能であるということを改めて示すことができたのだ。
キューバは、兄弟国であるコロンビアの人民、フランシスコ法皇との約束を果たし、また、2014年、ラウル・カストロ議長がハバナで開かれたCELAC(ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体)首脳会議での「リオ・ブラボーの南からパタゴニアまでの地域(メキシコ以南の中南米地域)を平和地域に」との呼びかけを実現させた。